日本リンパ網内系学会について > 理事長挨拶

  • 理事長挨拶

    nakamura  日本リンパ網内系学会理事長を拝命しました、東海大学病理の中村直哉と申します。伝統ある本学会の理事長は大変光栄であるとともに、身の引き締まる思いです。私の師匠、福島県立医科大学名誉教授、若狭治毅先生は本学会の祖である赤崎兼義先生の最後の弟子とお伺いしております。また、私の初めての発表がこの学会でした。若狭先生、そしてお世話になったリンパ網内系学会の諸先輩方、会員の皆様に恩返しが出来るよう、心して職務にあたりたいと存じます。
     2022~24年、2年間の目標を立てました。皆様のご指導、ご鞭撻をどうぞよろしくお願い申し上げます。

    学会運営

     コロナ禍もあり、学会運営が混乱した2年間でしたので、是非正常の学会運営に戻したいと思います。特に、学会事務局および本学会の英文機関誌Journal of Clinical and Experimental Hematopathology(JCEH)編集事務局を名古屋大学、加留部謙之輔常任理事に、実務を担当してくださる学会運営事務局を岡山大学、佐藤康晴常任理事に託しました。永井宏和副理事長(財務担当)、竹内賢吾副理事長(学術企画委員会委員長)、伊豆津宏二常任理事(教育委員会委員長)、山口素子理事(保険診療委員会委員長)をはじめ、理事の皆さん方と協力して進めたいと思います。

    会員数1,000名

     現在の会員数は850名程度ですが、過去には1,000名を超える時期があったそうです。是非、1,000名を改めて目指したいと考えます。そのためには、この学会に参加したいと思っていただけるような魅力ある学会活動にしなくてはなりません。血液病理認定医制度(加藤省一血液病理認定医制度委員会委員長)もその一つになりますし、リンパ腫などの最新の診断と治療、基礎研究について有意義なプログラムを作り、血液病理医、血液内科医のみならず、放射線診断医、放射線治療医、皮膚科医、臨床検査医、臨床検査技師の皆さんにお届けできるよう、尽力してまいります。

    倫理委員会

     これまで臨時であった倫理委員会を常設し、初代委員長を錦織桃子理事にお願いしました。COI委員会(鈴木律朗委員長、理事)、編集委員会(加留部謙之輔委員長、常任理事)と協力して、倫理的観点および科学的観点から本学会の健全な発展に寄与していただきたいと思います。

    学会名

     日本リンパ網内系学会は1961年に設立され、1997年に日本リンパ網内系学会に改称しました。4半世紀がたち、今一度、学会名について考えたいと思います。

    JCEH

     6年間、JCEH編集長としてimpact factor獲得を目指して参りましたが、まだ目的を達していないことをお詫び申し上げます。しかしながら、年4回の定期刊行として多くの論文を地道にリリースできました。JCEHに投稿いただいた先生方、また快く査読をお引き受けくださり、論文の質を上げるような建設的な意見をいただいた評議員を中心とした会員の先生方のお陰です。皆さまに御礼申し上げます。引き続き、JCEHは加留部新編集長を中心にIF獲得を目指します。どうぞよろしくお願い申し上げます。

     2022年7月
      一般社団法人 日本リンパ網内系学会
      理事長 中村 直哉

    2023.06 JCEHにimpact factor, 1.5が付きました。

    2024.06 日本リンパ網内系学会は、日本リンパ腫学会に改名いたします。

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