日本リンパ網内系学会について > 理事長挨拶

  • 理事長挨拶

    yoshino 岡山大学病理学教室の吉野 正です。この度、歴史と伝統のある日本リンパ網内系学会の理事長に就任いたしました。前理事長である山川光徳教授が挨拶文でこの学会の特徴を端的に示されました。すなわち、会を設立された赤崎兼義先生のお言葉『独り医学の分野の研究者のみならず、生物学、理学、農学等各方面の方々が一堂に会され、この学会が、よき話し合いの場となり、本特殊細胞系研究の推進力となることを希うものである。』を引用されています。その精神は守らなくてはいけない姿勢だと思いますが、現状をふまえて敢えて付言するに、本学会はリンパ腫、リンパ球、樹状細胞、組織球といった血液疾患の構成要素を中心として臨床、基礎そしてコ・メディカルの人々が集う場所である、ということになると思っております。血液病理も当然包含します。

    血液疾患においては、WHO分類の疾患項目の著しい増加に代表されるように、研究の進展は途切れがなく、診断上もPET-CTの導入と活用、免疫染色はもとより染色体検索に加えてFISH、FCM、必要に応じてGEPなどが診療上も必須となりつつあります。治療法も従来の化学療法の進歩、移植療法に加えて免疫チェックポイントやCAR-T療法といったものがどんどん出てきています。まさに歴史の転換点といってもよいと感じます。10年前には想像もできなかったことが、ごく短期間で「常識」となります。

    本学会の基本姿勢は堅持しつつ、研究の進歩を常にup-to-dateすることが必須です。臨床と基礎が一同に会する学会は、わたくしの知る限り他にはあまり例がありません。その強みを最大限生かすように、会員のみなさまのご支援をこころからお願いいたします。

     2018年7月
      一般社団法人 日本リンパ網内系学会
      理事長 吉野 正

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