日本リンパ網内系学会について > 理事長挨拶

  • 理事長挨拶

    inagaki  2020年6月26日、一般社団法人 日本リンパ網内系学会理事長に就任しました名古屋市立大学臨床病態病理学の稲垣宏です。長い歴史と伝統のある日本リンパ網内系学会の理事長の大役を仰せつかることになり、責任の重さを痛感しております。

     1961年に設立され、今年で60年目を迎えた本学会は、リンパ球、樹状細胞、組織球を中心とした血液細胞の機能を明らかにし、関連する疾患の診断・治療を進歩させるために研究者が集う場所です。特に臨床領域と病理を含む基礎的学問領域の専門家が共に集うことは、他の学会ではあまり見られない本学会のユニークな特徴です。本学会の扱う主な疾患の一つである悪性リンパ腫は、その罹患率が過去15年の間に4倍以上に増加しており、現在では比較的身近な疾患といえます。また固形腫瘍とは異なり、病変が進展していても治療により救命できる可能性が高い疾患であります。本学会では、本疾患に対して、幅広い領域から専門家が参加し、疾患病態の解明を通じて、診断・治療の向上に全力を挙げています。

     2020年は世界的なCOVID-19のパンデミックの中で始まり、我々の生活は大きな影響を受けています。本学会活動においても6月に予定されていた第60回学術集会(名古屋)が8月にWEB集会として延期されるなど多大な影響を受けております。社会的な不安や閉塞感の中で、学会として担うべき社会的役割を継続、発展させていく必要があります。今後、リンパ系疾患領域の基礎研究および臨床研究の活性化、セミナーなどを通じた若手会員の教育・支援、インターネット時代を反映させた情報発信の強化に加え、樹状細胞・骨髄病理領域との連携、病理診断に従事しているエキスパートの認定なども進めていきたいと考えています。

     本学会をますます魅力あるものにするため、理事、評議員の皆様のご協力を得て、精一杯、努力する所存です。会員の方々、関係諸氏の方々のご指導、ご鞭撻を切にお願いいたします。

     2020年7月
      一般社団法人 日本リンパ網内系学会
      理事長 稲垣 宏

TOP